【印刷豆知識】平綴じ・中綴じ・無線綴じの違いとは?用途別おすすめ製本方法を解説!

パンフレットや冊子、会社案内などを作るときに「どんな綴じ方にするか」で仕上がりの印象は大きく変わります。
印刷の現場ではよく耳にする「平綴じ(ひらとじ)」「中綴じ(なかとじ)」「無線綴じ(むせんとじ)」。
でも、実際どう違うのか、どんな用途に向いているのか、よくわからない…という方も多いのではないでしょうか?

今回は、3つの代表的な製本方法の特徴とメリット・デメリットを、写真集や冊子づくりの参考になるようにわかりやすく紹介します。

まずは基本|「綴じ(とじ)」とは?

「綴じ」とは、複数のページを一冊にまとめる方法のこと。
どのようにページを束ねるかによって、

  • 開きやすさ
  • 見た目の高級感
  • ページ数の対応力
    などが変わってきます。

平綴じ(ひらとじ)とは

特徴

平綴じは、冊子の端をホチキスや針金で外側から留める方法です。
ページを重ねた状態で左端(または上端)を針金やホチキスでとめ、その上から表紙をかぶせます。

メリット

  • 短納期・低コストで製本できる
  • 少ページの資料や社内配布物に最適
  • 厚紙の表紙も使いやすい

デメリット

  • 綴じ部分が開きにくく、180度開けない
  • ページ数が多いと分厚くなりやすい

主な用途

社内マニュアル、会議資料、学校プリント、小冊子など。
いわば「手軽にまとめたい資料」におすすめの製本方法です。

中綴じ(なかとじ)とは

特徴

中綴じは、冊子を真ん中で二つ折りにして、中央の折り目をホチキスで留める方法
見開きのページが一枚の紙に印刷されるため、仕上がりがすっきりしています。

メリット

  • 見開きでフラットに開けるので読みやすい
  • 比較的安価で、仕上がりがきれい
  • デザイン性の高いパンフレットや広報誌にも◎

デメリット

  • ページ数が4の倍数でなければならない
  • 厚みのある冊子には不向き(最大40ページ程度が目安)

主な用途

会社案内、学校案内、イベントパンフレット、フリーペーパー、カタログなど。
「ページ数が少なく、開きやすさを重視する冊子」にぴったりです。

無線綴じ(むせんとじ)とは

特徴

無線綴じは、ページを束ねた背の部分に糊(のり)をつけて固め、表紙で包む方法
針金やホチキスを使わないため、“無線”と呼ばれます。

メリット

  • 厚みのある冊子でもしっかり綴じられる
  • 表紙と背表紙が一体になり、本のような高級感が出る
  • ページ数の多い冊子に最適

デメリット

  • 開きにくい(ページが完全にフラットにならない)
  • 他の綴じ方よりコストと納期がかかる

主な用途

カタログ、記念誌、報告書、写真集、文集、商品パンフレットなど。
「長く保管してもらいたい冊子」におすすめです。

3つの綴じ方の比較表

綴じ方特徴対応ページ数見た目主な用途
平綴じ外側から針金で留める〜50P程度簡易的会議資料・社内文書
中綴じ中央をホチキスで留める〜40P程度スマートパンフレット・広報誌
無線綴じ糊で背を固めて表紙で包む40P〜300P程度高級感ありカタログ・報告書・書籍

選び方のポイント

ページ数で選ぶ
 → 少ないページ数なら「中綴じ」または「平綴じ」、多い場合は「無線綴じ」。

見た目・用途で選ぶ
 → シンプルにまとめたいなら平綴じ。
 → デザイン性を重視するなら中綴じ。
 → 高級感を出したいなら無線綴じ。

予算や納期で選ぶ
 → 平綴じ・中綴じはコスパが良く短納期。
 → 無線綴じは時間とコストがかかる分、完成度が高い。

まとめ

同じ冊子でも、綴じ方を変えるだけで印象も使い勝手も大きく変わります。

  • 手軽さ重視なら「平綴じ」
  • 見やすさ重視なら「中綴じ」
  • 品質・長期保存重視なら「無線綴じ」

目的や用途に合わせて最適な製本方法を選ぶことで、仕上がりがグッと良くなります。

弊社では冊子印刷のご依頼も多くお受けしております。ご相談等ございましたらお気軽にお申しつけください。




追伸…

【#株式会社ヤシキにLINEで質問する♪】

◎働きかた改革で残業ができない
◎超急ぎのデータ作成がある
◎超急ぎの印刷物がある
◎印刷の手配を丸投げしたい
◎他では断られるような相談がある
◎印刷費の見直しがしたい

印刷に関することはもちろん
他が引き受けないようなニッチな
ご相談もお気軽にお問い合わせください^ ^

↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  

→ID検索の時は
@yashiki.jp で検索!@マークを忘れずに^^

【#スローガン】

寄り添える印刷会社

【#ミッション】

私たちは印刷事業、就労支援事業を通じて関わる
すべての人とのご縁を大切に 人間力向上を常に意識し 自らの価値を高め
笑顔あふれる明るい未来を創造します。

【#ビジョン】

” 紙 ” でビジネスを変え
” 紙” で人をつなげる